アトピー性皮膚炎の治療について|関内馬車道みなとまち皮ふ科|関内駅・馬車道駅|皮膚科・小児皮膚科

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アトピー性皮膚炎の治療について

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アトピー性皮膚炎の治療には、①スキンケア、②清潔、③アレルゲンの除去が大切であることは前回お話しましたね。今回はこれらについて少し掘り下げてお話をしようと思います。

①スキンケア

アトピー性皮膚炎の患者さんにとってスキンケアは必須です。生まれつき皮膚に水分をとどめておく能力が少ないため、皮膚が乾燥しやすい状態にあります。水分で満たされた肌は、ぷるぷるとした細胞同士がおしくらまんじゅうのように密着し、まるでサランラップのような膜を形成し外的刺激から皮膚を守っています。一方、乾燥した肌では、水分不足で小さくなってしまった細胞同士がスカスカになってしまい、まるでざるのように外的刺激を容易に通過させ皮膚に炎症をひき起こします。皮膚に炎症が起きると、危険をいち早く察知しようと神経が過敏になりかゆみを感じやすくなります。かゆみを感じ、掻破行動が強くなると、皮膚に炎症が起きる、また痒みが強くなる、掻破行動。。。と悪循環に陥り、皮膚の症状はどんどん悪化します。

皮膚の症状があってもなくても、日常的にスキンケアをすることで皮膚のバリア機能を高め、皮膚炎を予防することが大切です。

②清潔

アトピー性皮膚炎の患者さんは、皮膚のバリア機能が低くなりやすいと説明しました。スキンケアで皮膚のバリア機能を高めると同時に皮膚を攻撃する外的刺激を減らしていく努力が必要です。皮膚を攻撃するもの、それはハウスダストやダニ、花粉やペットの毛などの環境因子、さらに汗や石鹸類、化粧品類、摩擦刺激などの物理的な因子がそれにあたります。

これらの因子から皮膚を守るために、ご自身で居住環境を整えたり、衣服の素材や石鹸や化粧品類の成分についても低刺激なものを選択していく必要があります。

③アレルゲンの除去

アトピー性皮膚炎はアレルギー疾患のひとつであるため、いくつかのアレルギーが関与している方が多いです。アレルゲンのメインは、ほこりやダニ、カビ、草木、食物、動物、虫などがあげられます。明らかなアレルギーの関与がない場合アレルゲンを除去することは効果的ではありませんが、ご自身のアレルゲンを知り、アレルゲンを除去する工夫をすることは大切です。アレルギーについては、血液検査などである程度調べることもできます。

また、アトピー性皮膚炎の悪化にはストレスも大きく関与します。人間関係や生活に対する心理的ストレス、疲労や睡眠不足による体力的ストレス、さらには旅行、転居、結婚、出産、昇進、進級進学など、いっけん喜ばしく思える環境の変化もストレスを与えます。

病気や治療に対する不安感、不信感もストレスを増大させ悪化を引き起こすこともあります。心身の健康を維持するためには、医療者と十分なコミュニケーションをとり信頼感を強めていくことも重要です。

 

全てについて十分な対策をとることは難しいと思いますが、できるところから少しずつ改善していくようにしましょう。