ヒフが痛い|関内馬車道みなとまち皮ふ科|関内駅・馬車道駅|皮膚科・小児皮膚科

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ヒフが痛い

ヒフが痛い|関内馬車道みなとまち皮ふ科|関内駅・馬車道駅|皮膚科・小児皮膚科

きず・きずあと・やけどとは

きず・きずあと・やけど

一般に「傷跡(きずあと)」と呼んでいる、怪我や手術をした部位にできる跡のことを医学的には「瘢痕(はんこん)」といいます。浅い傷なら瘢痕はほとんど目立たなくなりますが、深い傷では肉芽組織(幼弱瘢痕組織)が形成されるため、傷痕が赤くなり、かゆみや痛みなどの症状があります。通常はこうした症状は徐々におさまっていき、瘢痕は白く平らになります。 しかし場合によっては治った傷が赤く盛り上がり、みみず腫れのようになることがあります。こうした瘢痕は「肥厚性瘢痕」や「ケロイド」の可能性があり、治療が必要になります。 やけど(熱傷)とは、熱による皮膚や粘膜の障害です。熱湯や熱した油、やかんや炊飯器の蒸気、アイロンの熱など、私たちの日常生活の中には様々なやけどの危険があります。またホットカーペットや湯たんぽによる「低温やけど」もあります。低温やけどは軽傷に見えますが実は皮膚の深くまで熱傷が到達し、長期間の治療が必要になるケースもありますのでご注意ください。

ご来院までにできる応急処置

切り傷

切り傷は、外から見た傷の大きさと深さが比例しているとは限りません。皮下組織まで傷ついている場合には、出血が多くなります。

  1. 流水(水道水)に傷を当て、泥や汚れをよく落としてください。
  2. きれいなガーゼなどで傷口を押さえてください。出血が多い場合には、同様にガーゼを当て、患部を心臓より高い位置に上げてください。その後、ご来院ください。

擦り傷

擦り傷は、表皮のみに生じた傷です。

  1. 流水(水道水)に傷を当て、泥や汚れをよく落としてください。
  2. 消毒液で消毒してから、きれいなガーゼで止血し、絆創膏を貼ってください。範囲が広い場合、処置に不安がある場合、傷がきれいに治るか心配な場合は、ご来院ください。

感染予防を考慮しながら、きれいに治るよう処置いたします。

帯状疱疹とは

こどもの頃に感染した水ぼうそうと同じ水痘・帯状疱疹ウイルスが、疲れやストレスなどの影響で体の免疫力が下がったときに再び活動を始めることによって起こる病気です。通常、体の左右どちらかの神経の流れに沿って、帯状に痛みを伴う赤いブツブツとした発疹や水ぶくれなどがたくさん生じます。3週間ほどで治ることが多いが、ウイルスによって神経が傷つくことで皮疹がひいても痛みのみが長期間にわたって続くことがあり、その状態は「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれている。帯状疱疹が現れる場所によって、難聴、顔面神経麻痺、角膜炎・網膜炎などの合併症を引き起こすこともあり、眼科や耳鼻科の受診を進める場合もあります。

帯状疱疹の症状

一般的には、胸、腹部、背中、顔、頭部などの左右どちらかに、はじめはピリピリ・チクチクといった神経痛のような痛みが起こります。その後、ブツブツとした赤みのある発疹と水ぶくれが帯状に生じて、痛みが次第に増してきます。眠れないほど痛むこともあり、仕事や家事などの日常生活に支障を来すことも。同時に発熱、リンパ節の腫れ、頭痛といった全身症状がみられることもあります。約3週間で水ぶくれなどの症状は治まりますが、皮膚に痕が残る場合も多いです。重症化するとウイルスが全身に回ることで、体の広い範囲に発疹が現れてしまいます。首から上の帯状疱疹は、重症することで難聴、視力障害、顔面神経麻痺などを引き起こすこともあります。

帯状疱疹の治療

抗ウイルス薬(バルトレックス、ファムビル、アメナリーフなど)の内服を7日間行います。二次感染予防に抗生物質の内服、外用療法を併用する場合もあります。痛みに対しては鎮痛剤の内服も同時に行います。初期治療が遅れてしまうと、帯状疱疹後神経痛の発症率が高まりますので早めの受診をおすすめします。

帯状疱疹後神経痛

帯状疱疹の治療後も、ウイルスにより障害されてしまった神経が修復されず、後遺症として痛みが残ることがあります。 重症帯状疱疹の方、高齢の方、免疫抑制のかかる病気、治療をしている方、治療が遅れてしまった方は帯状疱疹後神経痛を発症する可能性が高いです。 帯状疱疹および帯状疱疹後神経痛を予防するためにも、50歳以上の方には帯状疱疹の予防接種をおすすめしています。

帯状疱疹の予防接種(自費診療)

50歳以上の方には帯状疱疹の予防接種をおすすめしています。帯状疱疹の予防効果があり、もし罹患しても軽症のため帯状疱疹後神経痛の発症も回避できます。 ワクチンには生ワクチン(1回)と不活化ワクチン(2回)の2種類があり、それぞれメリットとでめりっとがあります。また、不活化ワクチンは免疫抑制治療中の方も接種できます。 詳しくは当院医師、看護師、スタッフにご相談ください。

不活化ワクチン
(シングリックス)
生ワクチン
(ビゲン)
効果 帯状疱疹 水痘、帯状疱疹
用法
費用
2回
22000円/回(税込)
1回
8000円/回(税込)
免疫持続期間 10年以上 5~8年くらい
発症予防効果 90%以上 50%くらい
神経痛の予防効果 85%以上 65%くらい
接種不適応者 明らかな夏熱、重篤な急性疾患、成分にアレルギーをお持ちの方 免疫異常者、免疫抑制療法中、妊娠、明らかな夏熱、重篤な急性疾患、成分にアレルギーをお持ちの方

単純ヘルペスとは

ヘルペスウイルスが皮膚、口、唇、目、性器などに感染して、液体で満たされた痛みを伴う小さな水ぶくれが現れる感染症。ヘルペスウイルスは非常に感染力が強く、水ぶくれに直接触れるだけでなく、ウイルスの付いた粘膜や皮膚と接触することによっても感染します。単純ヘルペスの1型は口唇ヘルペスや単純ヘルペス角膜炎、2型は性器ヘルペスの原因になることが多いが、1型・2型ともに体の広範囲に感染することもあります。ヘルペスウイルスは感染すると症状が治まった後も体内に潜み続け、体の抵抗力が落ちると再び暴れ出すため、再発を繰り返すという特徴があります。

ヘルペスの症状

皮膚、口、唇、目、性器などの違和感・かゆみ・ムズムズ感といった自覚症状が始まってから半日程度で赤く腫れ、さらに2~3日後に痛みを伴い液体で満たされた小さな水ぶくれなどの症状が現れます。口唇ヘルペスでは、普通は1ヵ所に水ぶくれができます。初めて感染したときは、多くの場合で無症状だといわれているが、ウイルスに対して免疫を持っていないため、高熱などの全身症状を伴う場合もあります。また、女性に多い性器ヘルペスの場合、水ぶくれのほかに赤いブツブツや皮膚のただれなどもみられ、初めて感染したときには、排尿や歩くことが困難になるほどの強い痛みと発熱が伴うことも多いです。いずれも再発した場合は、小さな水ぶくれができるだけの軽い症状で済むことが一般的です。2週間ほどでかさぶたができて症状は治まってきます。

ヘルペスの治療

抗ウイルス薬(バルトレックス、ファムビルなど)の内服や、アシクロビルの外用薬で治療します。 高頻度で繰り返す場合には、再発抑制療法(PIT療法)をおすすめいたします。